パンフレット表紙
表紙のチカラってスゴイ。
「パンフレットは表紙が9割!」
…なんて、やや過剰な表現になってしまいましたが、あながち間違ってはいないと思います。
本屋さんでつい手に取ってしまう雑誌に共通しているのも、結局は「魅力的な表紙」、だったりするんですよね。
パンフレットも同じ。
いくら中身にこだわっても、表紙のデザインが素敵じゃないと1ページ目すら開いてもらえないことだってあります。
表紙がイマイチなパンフレットは損をする!?
パンフレットは、企業理念やメッセージを顧客に伝えるための大切なツール。
一生懸命コストをかけてパンフレットを制作したものの、表紙を見た顧客が「これは私には関係ない会社だ」「中身を見るまでもないな」なんて思ってはもったいない!
表紙がかっこいい、素敵。
それだけで手に取りたくなる。デザインの力とはそういうものです。
思わず手に取りたくなる。
中を開きたくなる。
そんな表紙のあるパンフレットを作成しましょう。
つい中身を見たくなる表紙の条件とは。
とはいえ、「じゃあどんな表紙なら見てもらえるの?」とお思いの方も少なくないでしょう。
いわゆる“刺さる表紙デザイン”の基本的な条件を以下にまとめてみました。
1.ターゲットに刺さるトーンで作る
一番大事なことは「ターゲットの好みを知ること」です。
表紙デザインを決める前にターゲットのことを学び、しっかりとペルソナを設定しておくことが大切です。
ペルソナというのはちょっと難しい言い方ですが、
要はターゲットを、めちゃくちゃ具体的にしていくことです。
性別や年齢層、仕事、普段何をやっているのか、どんなものを着ているかetc.
それらを明確にしたうえで、ターゲットの好みを探っていきます。
色の濃淡やチョイスする写真の雰囲気、コピーのテイストなど、ターゲットのペルソナを元にじっくりと吟味していきましょう。
例は、東京在住の働きたい高校生をターゲットにした、トレンド感あふれる表紙。
2.あえて意外なトーンで作る
とはいえ、ターゲットの好みだけを気にしても面白くない場合があります。
各層に対して単に擦り寄るだけでなく、時に「なるほど、こうきたか!」と思わせるような意外性あるデザインも必要。
自分が作りたい世界を存分に出してみるのもアリです。
下の事例は官公庁様(法務局)の事例。
とにかく官公庁らしくないものを! というオーダーで作成しました。
でも、とても評判が良く、リピートをいただいています。
当然ですがほとんどの人が「素敵なもの」に惹かれます。
ですので、基本線はどう素敵なデザインにするか、です。
3.ひと目でコンセプトを伝える
表紙が重要な理由は、ターゲットとする人に対して伝えたいことを一瞬で伝えられる場所だから。
ですので「ひと目でコンセプトを伝える」ことが重要。
写真とコピーではっきりと、かつシンプルに表現されているかを見直しましょう。
下記の事例は、コンセプトではないですが「何の会社」かはっきりわかり、写真のテイストが気に入ったお客様は、きっと手に取る。そういった狙いを持ったパンフレットです。
下記の事例はターゲットが明確で、何ができるかコンセプトがはっきり伝わるパンフレットです。
4.キャッチコピーって大切
パンフレットの表紙は中身のページに比べ、載せられる情報は決して多くありません。
そうした制約の中でいかに簡潔に、しかもわかりやすくコンセプトを伝えられるかは、キャッチコピーの出来にかかっています。
文言の内容だけでなく、それを表現するフォントや配置、細かいところでいうと字間なども印象を左右しますので、気配りが必要です。
5.用紙を変える。触りたくなる
高価なサービスであったり、あるいは安さや素朴さを売りにした製品であったりなど、扱う商材に合わせて材質を変えてみるのも大切。
用紙には本当にたくさんの種類があり、
紙を変えるだけで、世界観がガラッと変わります。
好きな人は大好き。
たとえば光沢のある厚めの紙なら高級感を、エコペーパーのような素材ならナチュラル感や親しみやすさを表現できます。
6.表紙デザインをアートにしちゃう
表紙はコンセプト云々より、もうとにかくカッコよく。
見たことがないデザインにしたい。
このようなご相談をいただくことも多くあります。
ご発注者の嗜好をしっかり共有する必要がありますが、アート的な方向で作成するとモダンで素敵なパンフレットが完成します。
パンフレット制作は、とにかく楽しい仕事です。
デザインという自由で、かっこよいツールを誕生させるために、思い切り楽しんで作成することも大切です。
【まとめ】魅力的なパンフレットの表紙って?
せっかくパンフレットを作るなら、本当に見てもらいたい人の心を鷲掴みにできるようなものをつくりたいですよね。
冒頭では「表紙が9割!」なんて豪語してしまっていますが、要は「中身を見てもらえる表紙かどうか」ということです。
だって、どの会社さんも中身のページ制作は愛社精神と情熱をもって熱心に取り組まれますから。
だからこそ、表紙を見てサヨナラ~なんて、悲しいですよね。
最近では紙媒体で情報収集をする人は減ってきていますが、それでもパンフレットは会社にとって重要なツール。
営業ツールであり、採用ツールであり、ブランディングツールであり、大事なものです。
「どうせ見ないでしょ」ではなくて、
「見てもらえるパンフレットって何だろう」
「私たちの会社の魅力を伝えるにはどう工夫したらいいだろう」
というような視点で考えてみるのもおもしろいかもしれませんね。
ぜひ皆様も素敵なパンフレット作成にチャレンジしてください。
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