求人対象者のメインとなる層は大学生を中心とした、現在は学生の立場の方々。

就職するということはこれまで過ごしてきた「生徒」や「学生」という立場からは大きく変わり、それだけに不安感は湧いてくるもの。

その不安感としての「ドキドキ」を、期待感の「ドキドキ」に変えられるような圧倒的スケール感を全面に打ち出したデザインに仕上げて制作を進めました。

また。リクルート向けパンフレットといってもポップなものや柔らかいイメージなどその職場ごとに求められる雰囲気は千差万別。

本件ではデザインのテイストについても入念にヒアリングを行い、お客様が大切にされている価値観をピックアップして「重厚」で「浪漫溢れる」ような無骨でかっこいいデザインをコンセプトとしてデザインいたしました。

お客様の海を越えるお仕事の魅力は、実際に打ち合わせでお話を伺うだけでもわくわくするものばかりでした。

これを余すことなく学生の皆様へ伝えることが出来れば必ず興味を持たれる方々は増えると確信していましたので、会社概要・業務内容をあらためて整理させていただき、体系的に図示したり、説明文を記載して掲載いたしました。

難しい話ばかりでは読者が疲れて参りますので、実際に働かれている少し年上の先輩社員の方々のインタビューページを入れて、親近感や実際に働き出した自分の姿をイメージしてもらえるような立て付けでページを構成いたしました。

福利厚生にも力を入れておられ、充実されていました。

これを、箇条書きのような形で列挙するという体裁でも悪くはないですが、
「実際のシーンの写真」と「具体的な数字」を添えて掲載することでより説得力が増し、またその場面のイメージを膨らませることができるようになり充実の福利厚生がより魅力的に映るようになりました。

お客様の工場へ何度か足を運びましたが、そのスケール感にディレクターの私自身が圧倒されましたので、その雰囲気が伝わるように全編通して、写真を多めに配置して言葉以上にビジュアルで壮大な魅力を感じていただこうと考えてデザインいたしました。

もちろん全ての企業様が広い敷地の中で業務をされている訳ではないかと存じますが、各企業様それぞれに魅力がありますので、企業様に応じて最適な見せ方を考案・提案して、進めさせていただきます。