パンフレット作成費用の相場
パンフレット作成費用の料金相場っていくら?
パンフレットをデザイン制作会社に頼みたい。
でも、料金の相場ってどれくらいなんだろう?
特に初めてデザイン制作会社に依頼するときは、費用感を知りたいもの。
そこでこのページではおおよその相場観についてご案内したいと思います。
注意点としては最近の値上げ傾向。2022〜2023年にかけて印刷費を改定する印刷会社が増えました。人件費も上昇傾向にあり、デザイン料を含めてさらに価格が変わる可能性があります。
【大公開!】パンフレット作成費用の比較表
(8pパンフレット)
まずはパンフレット作成費用の比較表をご案内します。
この表はGoogleなどで上位表示されるパンフレット制作会社で、8pのパンフレットを作成した場合の料金をまとめたものです。
ちなみに一番上は当社の基準料金です。
これを見るとC社、I社が抜きん出て安い料金に思われます。
しかし原稿制作などを考慮すると一般的な相場は40万円〜60万円台といえそうです。
当社のデザイン料は約48万円。自画自賛と言われそうですが・・・かなり頑張っていると考えています!
制作会社 | 金額 | 原稿制作 | 備考 |
---|---|---|---|
当社 | 479,600円 | ○ | ・ディレクション料:119,600円(59,800円×1名×制作2ヶ月) ・構成案・原稿料:160,000円(20,000円/1p) ・デザイン料:200,000円(25,000円/1p) ・印刷費別途 |
A社 | 389,800円 | ○ | 原稿はヒアリング制作で換算 |
B社 | 624,000円 | ○ | 原稿はヒアリング制作で換算 |
C社 | 230,000円 | × | 写真撮影なし/基本的な原稿を支給 |
D社 | 432,000円 | ○ | |
E社 | 355,000円 | × | |
F社 | 400,000円 | - | |
G社 | 480,000円 | × | |
H社 | 630,000円 | ○ | |
I社 | 208,000円 | ○ | 原稿はヒアリング制作で換算 |
J社 | 612,000円 | ○ | 印刷は別途 |
平均 | 484,600円 | *一部原稿作成を含まないサービスを含む |
*A4×8ページのパンフレットで比較、印刷費は1,000部で計算。
【ポイント】パンフレット作成費用の考え方
ポイント1:原稿作成と印刷をお願いするかどうか
上記のパンフレット作成費用比較表を見ると、20万円〜63万円程度まで随分と差があります。
その中で金額を見るポイントは以下の2点です。
1)原稿作成の有無
2)印刷の有無
特に重要なのは1)の原稿作成の有無。
印刷については最近のネットプリントの普及により、かなり安くなっており、料金への影響は少ないのが正直なところ。
逆にデザイン料に入れることでお買い得感も出せるため、印刷料金も含めて提示している会社が多いといえます。
しかし原稿作成はかなり手間がかかるうえ、パンフレットの質を大きく左右する重要な要素。
クライアントの事業やサービスを理解する必要があり、ヒアリングに時間が必要ですし、それを原稿にするライティングスキルも必要になります。
当然コストがかかるため、各社かなりの費用をライティングに割いているはずです。
ですので、多くの格安パンフレット制作会社は「原稿支給」や「原稿作成費は別途」の条件が付いているはずです。
パンフレット作成費用を比較するときは、是非原稿作成費用が入っているかどうかを確認してみてください。
原稿作成費用が入っている会社で比較するとI社が20万程度と1社だけ抜きん出て低価格ですが、個人のデザイナー様に近いイメージです。他を比べると40万円弱〜60万円超となります。
当社は43万円程度ですので価格メリットも高いと考えております。
ポイント2:格安デザイン会社はデザインテンプレートを使っていることも
テンプレートのデザインでもOK。
それであれば問題ないのですが、格安のデザイン会社のなかにはテンプレートを活用している企業もあるので注意が必要です。
要は安い、高いには理由があるということですね。
発注者が理解した上で依頼するのはまったく問題はありません。
デザイン性やオリジナリティが必要ない制作物も多々あります。
ポイント3:著作権や別途料金の有無は?
デザインは作成者に著作権が発生します。
基本的に著作権は譲渡できる性質のものではなく「パンフレットで作ってもらったデザインや画像をWebサイトにも使用したい」と思ってもできません。
ただし、特別な著作権譲渡の契約を結ぶことで、発注者が自由に使用することが可能になります。
時々、クライアントとデザイン制作会社との間で、データを支給してくれない、著作権がある、というやりとりがありますので、必ず事前に確認をしてください。
著作権譲渡は別途費用がかかりますという会社もありますので。
まとめ:パンフレットの発注内容によって使い分けよう
パンフレットの上手な発注方法。それは使い分けです。
簡単なチラシやパンフレットであれば、個人デザイナーに発注し、企画からヒアリングや原稿作成までお願いしたいのであればデザイン会社にお願いしたほうがいいでしょう。
デザイン会社のなかでの使い分けですが、オススメはすべて企画から原稿作成までワンストップで対応できる会社をパートナーにすること。
パンフレットはもちろん、集客についてのアドバイスも行うケースも多々あり、デザイン会社によっては企業のマーケティング部門をサポートしてくれる会社もあります。
パンフレット作成費用を考えるポイント
パンフレットの発注前には必ず見積もりをとると思います。
各社仕様はバラバラですが、おおよその項目は決まっているケースがあります。
ここではパンフレット制作の見積書の見方をご案内します。
1.ディレクション費(進行管理費)
営業やディレクターが、お客様とデザイナーとの間に立って進行管理した時間にかかる料金。進行管理費という制作会社も多いです。
通常は全体料金の20%程度を請求するケースが一般的です。
2.企画費
パンフレット制作において、どのようなページ構成にすべきかや、どのような工夫をすればターゲットに注目してもらえるかを検討するための料金です。
ページボリュームによって一定の料金を請求するケースが多いです。
3.ページ構成費
パンフレットのページ構成、台割を作成する費用です。
ページ単価で計算する場合と、グロスで一式で計算する場合が多いです。
4.取材費・原稿作成費
ヒアリングによる取材や、原稿作成にかかる費用です。ページ単価、一式などさまざまなです。
5.デザイン制作費
デザイナーがパンフレットをデザインするための料金です。
ページサイズや制作内容で料金を変える会社、一律の会社等さまざまです。
6.レンタル写真代、写真撮影代、イラスト作成費
ページデザインとは別にかかる費用で、写真画像やイラスト制作にかかる費用です。
7.校正費用
文字校正や色校正を行うための料金です。デザイン料金に組み込む会社もありますが、校正を第三者にお願いする場合は別途項目で請求する場合がほとんどです。
8.印刷費
印刷にかかる料金です。ページ数と用紙、印刷期間によって金額がかわります。
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